救急医療
救命救急センター(三次救急指定病院)として、年間8,000件以上の救急車を受け入れています。
海部医療圏における最後の砦として緊急度かつ重症度の高い患者さんを受け入れ救急医療にあたっています。
地域医療支援病院・地域医療連携
地域医療支援病院とは、地域の中核病院としてかかりつけ医・かかりつけ歯科医を支援するとともに、地域の医療機関と相互に連携・協力しながら切れ目のない医療を提供する「地域完結型医療」の中心的役割を担う病院として、都道府県知事の承認を受けた病院です。当院は、平成29年9月22日に愛知県知事の承認を受けました。
地域医療支援病院としての役割をしっかりと果たすことにより、地域全体の医療の質を向上させ、地域の皆さまによりよい医療を提供してまいりたいと考えております。
がん診療連携拠点病院
全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、全国に約400の『地域がん診療連携拠点病院』が指定されています。
当院は平成17年1月に指定され、地域におけるがん診療の連携・支援を推進するための拠点として、以下の役割を果たしています。
地域がん診療連携拠点病院の役割
- 専門的ながん医療の提供
- 地域におけるがん診療連携協力
- がん患者さんに対する相談支援および情報提供
院内がん登録
平成28年1月に、がん登録等の推進に関する法律が施行されたことにより、厚生労働大臣が定める指針に即して、院内がん登録を実施しています。
また、院内がん登録で集められた情報は、2016年1月に始まった、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で一つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みである「全国がん登録」に、匿名化されて登録されます。
がん登録に関して、詳しくお知りになりたい方は、「がん情報サービス」をご覧ください。
DPC特定病院群適用
DPCとは、Diagnosis Procedure Combinationの略で、診断群分類と訳されます。
厚生労働省は、全国1,764のDPC対象病院を、診療密度、医師研修の実施、特定の医療技術の実施等の実績値をもとに、「大学病院本院群」「DPC特定病院群」「DPC標準病院群」に分類しました。当院は大学病院本院群に次ぐレベルの医療機関として、医療機関群の分類が開始となった2012年度より「DPC特定病院群」の運用を受けている数少ない病院の一つです。
医療機関群の分類
大学病院本院群 【I群】 |
DPC特定病院群 【II群】 |
DPC標準病院群 【III群】 |
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大学病院本院 82病院 |
医師研修の実施や診療密度等の要件を満たす医療機関 181病院 |
その他のDPC病院 1,501病院 |
地域周産期母子医療センター
産婦人科、小児科、NICU(新生児特定集中治療室)、GCU(新生児治療回復室)が連携し、リスクの高い分娩に対応できる体制を整えています。疾患をもつ妊婦の分娩、早産児や低出生体重児、治療が必要な新生児などに高度な周産期医療を提供します。
地域中核災害拠点病院
災害時の救急医療の拠点として、重症・重篤な傷病者を受け入れるなど、災害時の医療救護活動において中心的な役割を担っています。災害時に備えヘリポートや自家発電装置、災害派遣医療チーム(DMAT)を保有しています。
日本医療機能評価機構認定病院
患者さんが安心して安全な医療を受けることができるように、病院をもっとよくしていくため、公益財団法人日本医療機能評価機構による第三者評価を受審し、認定を受けています。
卒後臨床研修評価機構認定病院
NPO法人卒後臨床研修評価機構による第三者評価を受審し、令和2年3月1日付けで4年間の認定を受けました。
この認定は、書面調査と訪問調査により研修プログラムの評価や研修状況の評価を行うものです。その中で、研修医の採用から2年間の研修、修了に至る過程が適切に管理されており、多くの研修医を育成してきた点や「病院全体」で研修医を育てようという姿勢を高く評価していただきました。今後も卒後臨床研修の質をより一層高め、これからの医療を担う医師の育成に努めてまいります。