文字サイズ
標準
拡大
代表電話
0567-65-2511

診療案内

常勤医師5名(うち 腎臓学会/透析医学会専門医 3名) および 代務医師1名(移植学会移植認定医)が従事し、日本腎臓学会、日本透析医学会の認定施設、日本腹膜透析医学会の教育研修医療機関(国内25施設、東海地方で唯一)であり、高い水準の診療体制を整えています。

蛋白尿・血尿、腎機能低下を契機とする腎疾患の診断、急性腎障害・慢性腎臓病~腎不全の治療・管理、血液透析用バスキュラーアクセスならびに腹膜透析用カテーテル関連手術、血液浄化療法まで、あらゆる腎臓内科疾患に対応します。(腎移植については情報を提供し、移植可能施設を御紹介させていただいています。) また、常染色体顕性(優性)多発性嚢胞腎の診断と治療を目的として愛知県で初の専門外来「多発性のう胞腎外来」を平成26年開設し、40名以上の方にTolvaptan内服治療導入もしており、放射線治療科とタイアップして腎動脈塞栓術も行っています。

主な疾患と治療法

  • 概要
  • 腎炎
    ネフローゼ
  • 常染色体顕性(優性)
    多発性嚢胞腎
  • 血液透析
    腹膜透析
    腎移植

◆ このようなときは当科受診をご検討ください。

  • 健診での尿異常精査 (特に尿蛋白が持続するとき)
  • 腎炎やネフローゼが疑われるとき
  • 両腎に嚢胞が5個以上あるとき
  • 高血圧のコントロールが困難なとき
  • ナトリウムやカリウムなどの電解質異常が疑われるとき
  • 腎機能(eGFR)が低下しているとき
  • 腎機能が悪化している または 透析や腎移植が必要といわれたとき

◆ 腎臓内科および多職種チーム(認定看護師、管理栄養士、MSW等)で下記の対応をしています。

  • 慢性腎臓病(CKD)の原疾患特定、教育、栄養指導
  • 多発性嚢胞腎の鑑別、治療導入
  • 身体障害者申請 (eGFR 20未満+合併症)
  • 腎代替療法選択外来での患者家族支援
  • シャント関連・腹膜透析関連手術 (※ 維持透析者のシャント手術目的入院は対応していません)
  • 腎移植後外来管理 (※ 当院で移植前準備をした方に限ります )

健診での尿異常精査(とくに蛋白尿が持続するとき)や、近医で腎炎やネフローゼが疑われたときに、当科外来でさらに尿検査、血液検査、画像検査(CTやエコー)を行い、腎炎・ネフローゼの診断を行っています。その結果、精密検査が必要と判断された場合には、入院のうえ腎生検を実施します。腎生検とは、腎臓に細い針を刺して腎臓のごく一部の組織をとり、顕微鏡で詳しく調べる検査です。これにより、腎炎・ネフローゼの原因となる病気の種類や活動性(=病気の勢い)がわかり、治療方針が決定できます。腎生検の診断と治療方針については、名古屋大学医学部附属病院 腎臓内科講座 とタイアップしており、複数医師で協議の結果決定いたします。

平成26年10月に愛知県で初の専門外来「多発性のう胞腎外来」を開設しました。以前は遺伝性疾患として治療方法がありませんでしたが、同年から保険適応となったTolvaptan(サムスカ®)の内服治療によって嚢胞増大や腎機能低下を抑制できるようになりました。早期に受診していただくことで、嚢胞増大や腎機能低下を抑制できる可能性があります。当院では40名以上の方にTolvaptan内服治療導入をしており、仕事や生活のリズムに合わせた治療を提案しています。サムスカの適応のない方や内服を希望されない方にも、高血圧症や腎不全に対する治療を行っております。第1、第3金曜日の午前中に専門外来を行っていますが、平日の腎臓内科新患外来でもサムスカ登録医が対応します。多発性嚢胞腎に対するパンフレットやDVDも配布しています。
また、透析中の方の腫大した嚢胞腎に対し、放射線科協力のもと腎動脈塞栓術も施行しています。

「透析が必要といわれたが生活はどうかわってしまうのか」「腹膜透析や腎移植についても知りたい」 こんな希望はございませんか?
末期腎不全に至ると血液透析、腹膜透析、腎移植などの治療選択が必要となります。医師がメリット/デメリットを説明し、患者さんが同意するインフォームド・コンセントで治療選択を行うのではなく、患者-家族の重視する生活様式や価値観も尊重し、医療者と患者間で共同して意思決定を行うSDM:Shared Decision Makingが現在は推奨されています。
当院は平成26年から医師・看護師・患者・家族で集まり、双方向に情報共有し、血液透析の見学や腹膜透析のシミュレーションも実践していただいたうえで治療選択を行っています。このプロセスによって治療イメージが明確となり、全国的には血液透析が9割以上ですが、当院では約7割が血液透析、約3割が腹膜透析か腎移植を選択されています。

入院の目安

区分 入院期間
腎生検 3泊4日
ステロイドパルス療法  2泊3日
内シャント造設術 2泊3日
血液透析導入 1~2週間
腹膜透析用カテーテル留置術 3泊4日
腹膜透析導入 5~12日間
サムスカ内服導入 2泊3日

診療実績

腎臓内科 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
腎臓内科新規入院患者数 365 442 415 424 463
血液透析導入者数 33 34 50 34 43
腹膜透析導入者数 12 10 10 2 11
腎生検 45 35 36 30 24
シャント手術 99 83 87 67 93
腹膜透析関連手術 16 20 21 16 27
通院血液透析者数 35 28 25 25 21
通院腹膜透析者数 30 38 34 27 34
通院腎移植患者数 6 7 10 14 15

スタッフ
紹介

鈴木 聡すずき さとし

副院長 兼 臨床研修部長 兼 腎臓内科代表部長

免許取得年
平成7年
専門領域
腎臓内科一般 / 透析一般
専門医・指導医・認定医
日本内科学会認定内科医 / 本内科学会認定内科指導医 / 日本内科学会総合内科専門医 / 日本腎臓学会腎臓専門医 / 日本腎臓学会腎臓専門指導医 / 日本透析医学会透析専門医 / 日本透析医学会透析専門指導医 / 日本腹膜透析医学会腹膜透析認定医 / 臨床研修指導医 / 看護師特定行為研修指導者
鈴木 聡

患者さんやご家族の方、地域のニーズに対応した専門医療を提供させていただきます。
血液透析や腹膜透析関連の手術に関しても、透析に直接関わる腎臓内科医が施行しています。

柴田 真希しばた まき

血液浄化センター長 兼 腎臓内科部長

免許取得年
平成13年
専門領域
腎臓内科一般 / 透析一般
専門医・指導医・認定医
日本内科学会認定内科医 / 日本内科学会総合内科専門医 / 日本腎臓学会腎臓専門医 / 日本透析医学会透析専門医 / 日本透析医学会透析専門指導医 / 臨床研修指導医

谷口 容平たにぐち ようへい

第一腎臓内科医長

免許取得年
平成23年
専門領域
腎臓内科一般 / 透析一般
専門医・指導医・認定医
日本内科学会認定内科医 / 日本内科学会認定内科指導医 / 日本内科学会総合内科専門医 / 日本透析医学会透析専門医 / 日本透析医学会透析専門指導医 / 日本腎臓学会腎臓専門医 / 日本腎臓学会腎臓専門指導医 / 臨床研修指導医

坂 あや子ばん あやこ

第二腎臓内科医長

免許取得年
平成26年
専門領域
腎臓内科一般 / 透析一般
専門医・指導医・認定医
日本内科学会認定内科医 / 臨床研修指導医

冨田 早織とみた さおり

医員

免許取得年
令和元年
専門領域
腎臓内科一般 / 透析一般

  • 健診・人間ドック
    のご案内
  • 採用情報
診療科・センター・部門
ご利用案内
予約状況・ご利用の流れ

全ての健診は完全予約制です。お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ・お申し込み

健康管理センター

月~金曜日 AM8:30~PM4:30まで受付

TEL. 0567-55-7629(直通)

FAX. 0567-65-1653

各種
ご案内

各種ご案内