診療案内
現在の医療において画像検査は不可欠で、当院ではCT、MRI、核医学検査(アイソトープ)などの最新の画像装置の導入に努めております。当科では院内の各診療科からの依頼に応じて画像検査の診断報告書の作成を行っています。近隣医療施設から画像検査の依頼にも対応、診断報告書とともにCD-Rによる画像提供を行っています。また画像診断技術を利用してカテーテルなどを用いて行う画像下治療(インターベンショナルラジオロジー;IVRと呼ばれます)も幅広く行っています。
画像検査についてはかかりつけ医から地域医療連携センターを通じて予約、画像下治療については疾患ごとに該当する診療科からコンサルトをお受けしています。
主な疾患と治療法
- 消化器領域
- 呼吸器領域
- 泌尿器領域
- 産科領域
- 血痰・喀血に対する気管支動脈塞栓術
- 上大静脈症候群に対するステント留置術
- 肺腫瘍に対するCTガイド下生検
- 動脈瘤
- 腫瘍や尿路出血に対する動脈塞栓術
- 腎腫瘍に対するCTガイド下生検
- 腎癌に対するラジオ波熱凝固療法
- 危機的産科出血に対する動脈塞栓術
- その他
- 外傷による肝や脾損傷、骨盤骨折に対する動脈塞栓術
- 大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術
- 手術後の出血に対する動脈塞栓術・ステントグラフト留置術
- 膿瘍などに対するCTガイド下ドレナージ術
- 腹腔内に腫瘍に対するCTガイド下生検なども行っています。
診療実績
読影レポート件数
検査種類 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
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画像読影依頼 | 12,247 | 13,978 | 13,331 | 12,722 | 12,349 |
病診依頼検査 | 2,583 | 2,463 | 2,524 | 1,986 | 2,048 |
CT | 1,109 | 1,110 | 1,140 | 960 | 1,102 |
MRI | 1,446 | 1,330 | 1,329 | 986 | 1,102 |
RI | 28 | 23 | 55 | 40 | 49 |
IVR(画像下治療) | 216 | 205 | 186 | 167 | 186 |
血管系(緊急) | 142(35) | 131(27) | 129(32) | 115(41) | 130(45) |
非血管系 | 74 | 74 | 57 | 52 | 56 |
スタッフ
紹介
亀井 誠二かめい せいじ
院長補佐 兼 第3診療部長 兼 放射線診断科代表部長
- 免許取得年
- 平成6年
- 専門領域
- 画像下治療(IVR) / 画像診断
- 専門医・指導医・認定医
- 日本医学放射線学会放射線診断専門医 / 日本インターベンショナルラジオロジー学会IVR専門医 / 日本腹部救急医学会暫定教育医・腹部救急認定医 / 関連10学会構成腹部ステントグラフト実施医 / 臨床研修指導医
直接お会いすることは少ないかもしれませんが、的確な診断・治療に結びつくように、CTやMRIなどの画像診断に努めるとともに、院内・院外のカンファレンスに積極的に参加し研鑽を積んでいます。
画像下治療(IVR)においては大学病院など遠方の病院に紹介することなく、海南病院で完結できる症例を増やすよう努力して参ります。
近隣医療施設や院内の各診療科と連携をとりあっていますので、相談等ありましたらまずは、担当医にお声かけください。
どうぞよろしくお願いします。
丸地 佑樹まるち ゆうき
放射線診断科医長
- 免許取得年
- 平成24年
- 専門領域
- 画像下治療(IVR) / 画像診断
- 専門医・指導医・認定医
- 日本救急医学会救急科専門医 / 臨床研修指導医
髙畑 恭兵たかはた きょうへい
医員
- 免許取得年
- 平成29年
- 専門領域
- 画像下治療(IVR) / 画像診断