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代表電話
0567-65-2511

診療案内

食道から直腸までの消化管、肝臓、胆嚢、膵臓の疾患や、胸腔内・腹腔内の疾患、ヘルニア、外傷を中心に手術治療にあたっています。疾患によっては名古屋大学や藤田医科大学と連携して診療を行います。最近では腹腔鏡手術やロボット支援下手術にも積極的に取り組んでおります。
また当院が総合病院であることを生かし、併存疾患を有する患者さん、重症な患者さんに対して集中治療部、麻酔科、内科など様々な診療科と協力し、より安全な外科治療を行っています。
皆さんもご存じの通り、医療は日々進歩しております。外科のスタッフも、この進歩に遅れをとらないように心がけ、患者さんに最良の医療を提供させていただくことをモットーとしております。

外科代表部長からのコメント

外科は消化管手術を中心とした一般外科治療を行っています。
消化器癌の治療や急性腹症に対する緊急手術が多く、減ったとは言え交通外傷なども多数治療しています。
近隣からの紹介患者さんも多く、有症状の方をなるべく早く治療するよう努めています。
当院は県境に位置するため、木曽三川を超えて来院される患者さんも多くいらっしゃいます。
コロナ禍の影響で入院できなくなったり、予定手術を中止したりすることもありますが、なんとか調整して早め早めに手術できるよう、努力しています。
こちらの都合で入院日や手術日の調整をお願いすることがあると思いますが、なにとぞご協力のほど、よろしくお願いします。

主な疾患と治療法

  • 胃癌
  • 大腸癌(結腸癌)
  • 大腸癌(直腸癌)
  • 鼠径ヘルニア

胃癌の治療には癌を切除するものと薬剤によるものがあります。切除には内視鏡(胃カメラ)で癌を削り取る方法と、手術で癌を含めた胃の全部もしくは一部を切除する方法があります。内視鏡(胃カメラ)による治療は消化器内科で行われます。手術には開腹手術、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術があります。当院では開腹手術と腹腔鏡下手術を行っていますが、今後ロボット支援下手術も導入される予定です。胃癌の治療後に残っている胃の大きさが大きいほど治療後のQOL(生活の質)が良いことがわかっています。ただ、残しすぎると癌がしっかり治らない可能性もあります。癌をしっかり治すことと、できるだけ胃を残して治療後のQOLをより良くすることを両立できる適切な手術方法を患者さんごとに検討して行っています。薬剤治療は手術後に補助的に行ったり、手術では治らない状態の時に行われ、消化器内科や腫瘍内科と連携して行います。

開腹手術・腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術についてはこちらへ

大腸は肛門に近い直腸と、それ以外の結腸に分けられます。大腸癌のうち結腸癌の治療は切除と薬剤治療が主となります。切除には内視鏡(大腸カメラ)で癌を削り取る方法と、手術で癌を含めた大腸(結腸)を切除する方法があります。内視鏡(大腸カメラ)による治療は消化器内科で行われます。手術には開腹手術、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術があります。当院では開腹手術と腹腔鏡下手術を行っていますが、今後ロボット支援下手術も導入される予定です。薬剤治療は消化器内科、腫瘍内科と連携して行います。

開腹手術・腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術についてはこちらへ

大腸は肛門に近い直腸と、それ以外の結腸に分けられます。大腸癌のうち直腸癌の治療には切除と放射線治療、薬剤治療があります。切除には内視鏡(大腸カメラ)で癌を削り取る方法と、手術で癌を含めた大腸(直腸)を切除する方法があります。手術には開腹手術、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術があり、当院でも全て行われています。直腸は結腸と違い肛門に近いため、治療(特に手術)後の肛門機能について検討しなければなりません。場合によっては人工肛門を造設することになります。癌をしっかり治すことを第一に考え、さらに治療後の肛門機能について患者さんと相談しながら、薬剤治療、放射線治療、手術を効果的に組み合わせて、最良の結果が得られるように治療していきます。

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鼠径ヘルニアは、いわゆる脱腸です。初期の頃は脚の付け根にピンポン球のような膨らみができるようになります。痛みを伴うこともあります。膨らみが徐々に大きくなっていき、男性の場合は陰嚢まで大きく膨らむこともあります。お腹の筋肉の隙間から腸などのお腹の中身が出てくることによって起こっています。治療は手術で筋肉の隙間を塞ぎます。局所麻酔や下半身麻酔で脚の付け根を切って行う場合と、全身麻酔で腹腔鏡を使って行う場合があります。基本的には患者さんの希望に沿った方法で行いますが、患者さんによってはどちらかの方法しかできないこともあります。

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  • 肝臓・胆嚢・胆道・膵臓疾患
  • 急性腹症
  • 外傷

当院では消化器内科と密に連携を取り、肝胆膵疾患治療に熱心に取り組んでいます。
肝胆道系疾患で最も多く手術となる疾患は、胆石・胆嚢炎です。症状が強い場合は緊急手術や緊急穿刺ドレナージ術を行います。腹腔鏡下手術が大半ですが、高度炎症や腫瘍が疑われる場合には開腹手術で行います。
膵癌治療では、局在や進行度診断の後、術前化学療法などを組み合わせた治療を積極的に行っています。非常に難易度の高い手術が必要な場合には、名古屋大学病院と連携して治療に当たっています。
肝臓疾患ではそれぞれの疾患に対応した肝切除を行います。切除の難しい肝癌に対しては、全身化学療法や、放射線科による化学塞栓療法、放射線治療を行います。陽子線や重粒子線の治療は他院へ紹介となります。

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急性腹症とは、緊急手術を含む迅速な対応が必要となる可能性が高いと考えられる強い腹痛が生じる病気の総称です。そのうち、消化管穿孔、虫垂炎、腸閉塞などが当科での治療対象となるものです。手術が必要な場合には、24時間体制で緊急手術を行っています。緊急手術でも可能な場合には、患者さんの負担を軽減するために腹腔鏡での手術を行います。

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外傷とは、いわゆる「ケガ」です。主に腹部の外傷が当科の担当となります。手術では損傷した臓器の修復を行います。近年では血管内治療も多く行われます。また手術を必要とする外傷の患者さんは重症であることが多く、その場合は集中治療を要します。もちろん、頭部や四肢など腹部以外の外傷を伴っている場合には、脳神経外科や整形外科による治療も要します。このように、麻酔科、集中治療部門、放射線科、脳神経外科、整形外科など病院全体の力を結集して治療に当たっています。

診療実績

外 科 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
食道 2 3 0 0 0
胃・十二指腸良性 19 19 8 10 6
胃・十二指腸悪性 59 75 71 56 57
炎症性腸疾患 0 0 0 1 0
結腸・直腸 105 111 117 109 99
虫垂 61 70 67 45 36
肛門 7 10 8 1 1
肝臓腫瘍 17 7 14 13 9
胆嚢・胆管良性 22 40 41 47 43
胆嚢・胆管悪性 11 5 9 8 3
膵臓 5 22 9 5 7
20 11 9 0 2
外傷 7 14 4 7 1
鼠径・大腿ヘルニア 151 139 152 100 104
鏡視下胆嚢 96 138 115 94 106
鏡視下胃 0 1 0 3 2
鏡視下大腸 63 61 49 74 60
その他 98 (内訳) 121 (内訳) 159 (内訳) 160 (内訳) 165
外来手術 14 7 6 6 11
全身麻酔の手術 621 716 644 586 632
その他の麻酔の手術 136 138 194 153 173

スタッフ
紹介

高瀬 恒信たかせ つねのぶ

副院長

免許取得年
平成5年
専門医・指導医・認定医
日本外科学会 認定医・専門医・指導医 / 日本消化器外科学会 認定医・専門医・指導医 / 消化器がん外科治療認定医 / 日本消化器病学会 専門医・指導医 / 日本がん治療認定医機構 がん治療 認定医 / 臨床研修指導医 / 看護師特定行為研修指導者

村上 弘城むらかみ ひろき

第一消化器外科部長

免許取得年
平成12年
専門領域
消化器外科
専門医・指導医・認定医
日本外科学会 認定医・専門医・指導医 / 日本消化器外科学会 専門医・指導医 / 消化器がん外科治療認定医 / 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 / マンモグラフィ検診精度管理中央委員会 読影認定医 / 臨床研修指導医 / 看護師特定行為研修指導者

佐藤 敏さとう びん

第二消化器外科部長

免許取得年
平成16年
専門領域
消化器外科
専門医・指導医・認定医
日本外科学会 専門医 / 日本救急医学会 救急科専門医 / 日本内視鏡外科学会技術認定医 / マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医 / 日本クリニカルパス学会 パス認定士 / 日本救急医学会ICLSコースディレクター / 日本救急医学会ICLS指導者養成ワークショップ ディレクター / JPTECインストラクター / AHA・BLS・ACLS・PALS・PEARS インストラクター・ファカルティ/ 緩和ケアの基本教育のための都道府県指導者 /日本DMAT統括DMAT / 臨床研修指導医 / 看護師特定行為研修指導者

近藤 剛規こんどう たかのり

第一外科医長

免許取得年
平成27年
専門領域
外科一般
専門医・指導医・認定医
日本外科学会 専門医 / 日本乳がん検診精度管理中央機構 / マンモグラフィ読影認定医 / 麻酔科標榜医

高島 幹展たかしま みきのり

第二外科医長

免許取得年
平成27年
専門領域
外科一般
専門医・指導医・認定医
日本外科学会 専門医

小幡 弓真おばた ゆま

医員

免許取得年
平成28年
専門領域
外科一般
専門医・指導医・認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構 / マンモグラフィ読影認定医

川上 哲史かわかみ てつ

医員

免許取得年
令和2年
専門領域
外科一般

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